趣味で書いているレビューをネットに転載
Yの悲劇/エラリイ・クイーン(宇野 利泰)
真犯人に衝撃のポイントを置いているようだが、残念ながら現代ではさして珍しい犯人とは言えない。私が犯人を知っている状態で読んだのを差し引いてもあまり意外には思えなかった。
また、犯人の身体的特徴を割り出す部分がしつこく、推理部分も前作(『Xの悲劇』)より見劣りする。
小説としても2作目となるとレーンに関する描写にぜい肉の感が否めず。
C
真犯人に衝撃のポイントを置いているようだが、残念ながら現代ではさして珍しい犯人とは言えない。私が犯人を知っている状態で読んだのを差し引いてもあまり意外には思えなかった。
また、犯人の身体的特徴を割り出す部分がしつこく、推理部分も前作(『Xの悲劇』)より見劣りする。
小説としても2作目となるとレーンに関する描写にぜい肉の感が否めず。
国語入試問題必勝法/清水 義範
題名を見た時のファーストインパクトを超えるようなものは本文にはない。
『実験小説 ぬ』のような遊び心を期待していたのだが、でたらめな猿蟹合戦考察に架空の料理のレシピにとちょっと変わった短編集といったところ。
表題作の国語問題というのは既に日本語ですらないとでも言いたげな内容は良かったが、これなら『ブロンガンチョのルノワール風マルケロ酒煮』と同じように解説形式にした方が参考書のようで味があった気がする。ラストの手紙は読者からのお便りということにして。
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題名を見た時のファーストインパクトを超えるようなものは本文にはない。
『実験小説 ぬ』のような遊び心を期待していたのだが、でたらめな猿蟹合戦考察に架空の料理のレシピにとちょっと変わった短編集といったところ。
表題作の国語問題というのは既に日本語ですらないとでも言いたげな内容は良かったが、これなら『ブロンガンチョのルノワール風マルケロ酒煮』と同じように解説形式にした方が参考書のようで味があった気がする。ラストの手紙は読者からのお便りということにして。
学校を出よう!2 I-My-Me/谷川 流/蒼魚 真青
神の視点になったことで情景描写と心理描写と笑えないジョークがごった煮になった前作のような読みづらさはない。
SFとミステリーの融合した題材も良く、真相も難解になりすぎず適度な驚きをもったライトノベルにちょうど良いもの。
ただ、前作とのリンクのさせ方がかなり見苦しく、そこまでしたわりに必要な描写にも見えない。
あとミーが引きこもってしまうくだりは完全にいらなかったと思う。
C
神の視点になったことで情景描写と心理描写と笑えないジョークがごった煮になった前作のような読みづらさはない。
SFとミステリーの融合した題材も良く、真相も難解になりすぎず適度な驚きをもったライトノベルにちょうど良いもの。
ただ、前作とのリンクのさせ方がかなり見苦しく、そこまでしたわりに必要な描写にも見えない。
あとミーが引きこもってしまうくだりは完全にいらなかったと思う。
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三枝
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読書・映画・ゲーム
自己紹介:
S
稀に見る傑作。
A
おもしろい。
B
まあまあ。
C
標準ランク。人によってはB。
D
微妙。
E
読むのが苦痛なレベル。
F
つまらないを越えた何か。
×
エックスではなくバツ。よほどアレでない限り使わない。
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まあまあ。
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