C
長すぎ。
恋編は全体的にすっきりまとまっており適せんギャグも挟まれるため読みやすいのだが、あい編は伸子にもえみと同じことを2度繰り返しているようにしか見えなかった。おまけに長い丈の使い道は"女の子は苦しんでいるけど洋太が悪いわけじゃないよ"という言い訳で読んでいてイライラさせられる。
また、登場人物の使い捨て感も強く、特にまいは電撃バトルがやりたいだけで出された印象。
あと、これ心理描写が丁寧なだけでリアルなわけではない気がする。
C
ホラーとして描かれたようだが、さほど怖さは感じない。主人公のデザインもあって、一昔前のバトル物という印象が強かった。
2つの作品をまとめた本のようだが、どちらも打ち切りだったのか終盤駆け足気味で終わる。敵の正体が神で神話をモチーフにしたのかところどころわかりづらい部分があり、戦闘もイマイチ盛り上がりに欠けるのが要因か。
余談だが、!をやたとるかうナレーションのせいか『ジョジョの奇妙な冒険』に近い雰囲気を感じる。
D
小説の文をそのまま持ってきたかのような語りが邪魔すぎ。『賭博黙示録カイジ』のような盛り上げる語りではなく絵で表現するような部分まで説明で済ませているため、すごぶるテンポが悪い。
ストーリーもイマイチでラストは悪い意味で意外。なぜ最後にこのエピソードなのか。脇役の掘り下げが圧倒的に足りないため唐突という感想にしかならなかった。
あと、自分を襲った男を好きになるというジャンヌの心理は最後までわからなかった。そういうのに人一倍敏感そうなのだが。
B
手探りの恋愛というテーマで最後まで中だるみせず描ききってくれた。
描かれているのは奇麗事ではなく、綺麗であろうとする若者の姿。マジメな子にだって欲はあって常にそれと戦っているのだ、ということを描写したのは評価したい。
TRACK♯21で星野君がヤキモチをやいてしまった事を語る場面はそういった意味でお気に入り。
ギャグで気に入っているのはバレンタイン(TRACK♯23)の根岸さんのチョコを食べる場面。
難点は見開きで一言だのはやしたてるモブだのでワンパターンな感じがすること。
あと、3巻巻末で告知されているアフロ探し、ネットで正解が見つからないので挑戦し以下に結果を記した。正直アフロがかなり見分けづらいものもあったので間違っているかもしれないば興味があればどうぞ。
C
4コママンガは起承転結形式であるべきとは言わないが、普通のマンガが1話は1話である程度の区切りを見せているように、次につなげられる形にしてもその4コマ単体として区切りはつけて欲しい。本作は4コマ目に「でも」と入れて次でセリフが続くなど普通のマンガを4コマに詰めただけの感が強い。コマ割りだって表現の一部なのだからこれでは寂しい。
短編マンガとしてはどのエピソードも楽しめ、長めの話もそれに見合った内容となっている。
あと、『雨と猫』のオバチャン見て何か思い出すと思ったら『砂漠』の西嶋抗生物質話(P110)だった。
C
序盤は丁寧すぎるくらいの描き方だったが、後の方はダイジェスト版を読んでいるようだった。
謎の犬の正体はニャアか?なんて予想していたがそういった捻りも一切なくバトルマンガのよくあるパターンをササッとなぞって終わってしまった。
最初にゆっくりしすぎたがゆえの打ち切りだろうか。
兼田刑事の異常な扱いの小ささなど後から使おうとしたのだと思われる伏線が散見される。
『ダブルアーツ』もそうだったのだが、先を意識しすぎて、その時やっている話に割けるページを減らしすぎるのは本末転倒。
D
ロリコンマンガというコメントしか浮かばない。
男が不可抗力でセクハラをしてしまい突っ込みを受けるというクスリともこないギャグが何度も使われるようなストーリー。人物の見分けがつけづらいうえに背景まっさらな絵。
今バリアー張ってるから無敵、なんて鬼ごっこ中に言いだすような小学生らしさをアニメ版はとても上手に表現していたが、こちらにはそういった要素もない。
結果、目に付くのは小5少女のサービスシーンという残念な作品。
あと、チカの存在感がなさすぎる。
余談。いくらアマゾンを調べても文庫版が見つからないと思ったらこの限定版でしか売ってなかったよう。中古書店で本だけ買ったからまったく気づかなかった…よく見ればカバーにバーコードもついていない。
稀に見る傑作。
A
おもしろい。
B
まあまあ。
C
標準ランク。人によってはB。
D
微妙。
E
読むのが苦痛なレベル。
F
つまらないを越えた何か。
×
エックスではなくバツ。よほどアレでない限り使わない。