趣味で書いているレビューをネットに転載
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黒澤が“LushLife”、河原崎が“RushLife”、京子が“LashLife”、豊田が“RushLife”(こいつは変わるが)、という解釈で良いのかな?
この作品のテーマであろう「一生のうち一日だけが自分の担当で、その日は自分が主役になる」という考え方が気に入った。自分の単調で退屈な毎日もどこかで起きている大きなできごとと関わりがあるかもしれない、地味な自分にもいつか主役の日が来るかもしれない、と考えると日々が楽しく思え希望が持てる。実際は平凡な毎日も十分エンジョイしてますけどね。
また、単純にエンタメとして見ても、作者の得意技であるテンポの良い文体と、不思議なストーリーが存分に発揮されておりおもしろい。
ラスト、伏線が次々と回収され、5つのちょっとした話が1つの大きな物語へと組み上がっていく様は圧巻。そのカタルシスに清々しいストーリーも合わさって、読了時の爽快感は素晴らしいものとなっている。
ちなみに今度映画化されるらしいのだが…これが映像という媒体で成立すると思えないのは私だけではないだろう。大好きな小説だけになんとも不安である。
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稀に見る傑作。
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標準ランク。人によってはB。
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微妙。
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読むのが苦痛なレベル。
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つまらないを越えた何か。
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エックスではなくバツ。よほどアレでない限り使わない。
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