趣味で書いているレビューをネットに転載
C
事実に反しない言い回し≠伏線、だと思う。
これだけ捻れた世界を書き切り、小説として完成度高く成立させただけでも作者の力量が窺える。
しかしながら、最初に書いた理由によりオチの衝撃は小さい。上手に避けているなぁと感じさせる場面は山ほどあるのだが、真相が明かされた瞬間“だからああだったのか”と思わせる場面はほとんどない。
また“主人公の物語作りへの徹底”も描かれたため、結果として読者が気づくのはほぼ不可能なあざとさが弊害として出てしまった。
しかし…これ売り上げランキングで上位に入ってたけど、人を選びそうな内容の本で有名になっちゃうと後で苦戦しそうでやや心配な作家である。
ネタバレぎりぎりの余談だけど、読んでいて『幻想主義』という本を思い出した。あのヒロインを重症にしたのが、この本の主人公なのかな。
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稀に見る傑作。
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おもしろい。
B
まあまあ。
C
標準ランク。人によってはB。
D
微妙。
E
読むのが苦痛なレベル。
F
つまらないを越えた何か。
×
エックスではなくバツ。よほどアレでない限り使わない。
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