趣味で書いているレビューをネットに転載
C
『バスストップ』は人生からのドロップアウトを何度も見てきたタスクが、ハル子の再生を見届ける物語なのだろう。
最初にバス停で並んだ時(P53)とラスト(P112)の頭の高さの違いは、彼女の成長を暗示したものと思われる。また、主人公がとうの昔に見放していたプチトマトが、最後で実をつける辺りにも希望を感じさせる。
父親の“自殺”を見過ごすのも意味深。彼は“清算する大人”に入っていなかったのか、それとも父の手による見届け屋の廃業を意味するのか。
メッセージはあるのだろうが意味不明な話もあり、(私の読解力不足を加味しても)人を選ぶとまではいかずとも満喫できる人は限られるであろう一冊。
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稀に見る傑作。
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おもしろい。
B
まあまあ。
C
標準ランク。人によってはB。
D
微妙。
E
読むのが苦痛なレベル。
F
つまらないを越えた何か。
×
エックスではなくバツ。よほどアレでない限り使わない。
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