趣味で書いているレビューをネットに転載
C
『陽気なギャングが地球を回す』の続編。前作とのつながりはお遊び程度。こちらだけ読んでも問題はないが、一部「?」となる部分があるかもしれない。
前作ではセリフに散りばめられたジョークが売りだったが、今作では身体を張ったギャグが中心になっており、作品全体から緊張感がなくなっている。
また、意外な展開が多かった前作に比べると、読者を引っ張る力も弱い。
余談だが、以前ネットで“「いつも田中の情報や道具に頼っていると、またか、と思われる」(P317)って映画版『陽気なギャングが地球を回す』への皮肉では?”という意見を見たが、確かにそう読める。
響野が2度も言う「誰に」が妙に意味深。存在しない誰かへの語りかけって、たいてい読者に向けられている気がする。
まぁ、映画版は田中に頼りすぎどうこう以前の問題だったが。近年の原作物邦画の欠点を全部詰め込んだようなできだった。
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稀に見る傑作。
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標準ランク。人によってはB。
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微妙。
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読むのが苦痛なレベル。
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つまらないを越えた何か。
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エックスではなくバツ。よほどアレでない限り使わない。
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