忍者ブログ
趣味で書いているレビューをネットに転載
[69]  [68]  [67]  [66]  [65]  [64]  [63]  [62]  [61]  [60]  [59
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

時計館の殺人 (講談社文庫)時計館の殺人/綾辻 行人

 

B

 

館シリーズ最高傑作と名高い第五弾。 

 トリックが逸品。よく思いついたと感心した。物語へのトリックの組み込み方がうまいと言った方が正確か。

 館を建てた者の狂気や誰が死ぬかわからないスリルもシリーズ一。

 残念なのは衝撃度の低さ。露骨にヒントを出すのでオチはなんとなく見当がつくし、登場人物が真相に近い仮説を立ててしまうのも意外性を減らす。伏線が良くできていただけにおしい。

しかし最初にも述べたように、このトリックの見所は明かされていく真相が物語にピタリと組み合っていくその美しさ。まさに”パズルのピースがピタリとはまった”という比喩にふさわしい小説。

ちなみに、この巻のみ双葉文庫からも発売されている。

拍手[0回]

PR
この記事にコメントする
name
title
font color
mali
url
comment
pass   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
ブログ内検索
プロフィール
HN:
三枝
性別:
非公開
趣味:
読書・映画・ゲーム
自己紹介:
S
稀に見る傑作。

A
おもしろい。

B
まあまあ。

C
標準ランク。人によってはB。

D
微妙。

E
読むのが苦痛なレベル。

F
つまらないを越えた何か。

×
エックスではなくバツ。よほどアレでない限り使わない。
最新CM
[04/03 未入力]
[05/04  ]
カウンター
P R
忍者ブログ [PR]