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趣味で書いているレビューをネットに転載
ja
2018-01-18T18:53:56+09:00
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ポジティブ先生
ポジティブ先生 石黒正数短編集/石黒 正数 C
これで終わり?というのが読み終えて真っ先に思ったこと。印象に残らない話ばかりだった。
『探偵綺譚』が途中のひねり方やオチ重視だったのに対して、本作は設定や始まり方こそ変わっているものの内容は普通で小手先で描いた感が否めない。
正義の巨大ヒーローも人類...
ポジティブ先生 石黒正数短編集/石黒 正数 C
これで終わり?というのが読み終えて真っ先に思ったこと。印象に残らない話ばかりだった。
『探偵綺譚』が途中のひねり方やオチ重視だったのに対して、本作は設定や始まり方こそ変わっているものの内容は普通で小手先で描いた感が否めない。
正義の巨大ヒーローも人類からしたら怪獣とかどこかで見たような(『ガメラ3』『アウターゾーン』)内容なのも難。
ところで『夜は赤い目の世界』だと献血ではなく売血の方が盛んになるのでは。]]>
マンガCランク
2018-01-18T18:53:56+09:00
三枝
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三枝
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ツイてるカノジョ
ツイてるカノジョ(1~2)/藤真 拓哉/雑破 業 C
最初の話が本作全体の暗喩だとしたら主人公と水織の今後をうかがわせるおもしろい演出なのだが、正直なにも考えずに同じテーマを2度繰り返したようにしか見えない。
短い話なのに余分にしかなっていない要素が他にも見られるのが理由で、水織の兄と朝倉先生は出...
ツイてるカノジョ(1~2)/藤真 拓哉/雑破 業 C
最初の話が本作全体の暗喩だとしたら主人公と水織の今後をうかがわせるおもしろい演出なのだが、正直なにも考えずに同じテーマを2度繰り返したようにしか見えない。
短い話なのに余分にしかなっていない要素が他にも見られるのが理由で、水織の兄と朝倉先生は出す必要なかっただろう。
あと、この内容で主人公の泣き顔をはっきり描いた場面が0というのに違和感。]]>
マンガCランク
2018-01-18T18:48:29+09:00
三枝
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三枝
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燃えよペン
燃えよペン/島本 和彦 C
『実在人物躍動編』で「漫画家の姿はなく~(中略)~パズラーが1人いるだけだった」と書かれたかと思えば、その次の話(『起承転結激情編』)で名言を吐きまくる。かっこいいんだか情けないんだかわからない炎尾がおもしろい。
キャラだけでなく、ストーリーもいい。悪い意味でエスカレー...
燃えよペン/島本 和彦 C
『実在人物躍動編』で「漫画家の姿はなく~(中略)~パズラーが1人いるだけだった」と書かれたかと思えば、その次の話(『起承転結激情編』)で名言を吐きまくる。かっこいいんだか情けないんだかわからない炎尾がおもしろい。
キャラだけでなく、ストーリーもいい。悪い意味でエスカレートしていくライバルとの関係や、手本を示したのに弟子の方がうまくいくなど王道のギャグを上手に味付けしている。
ただ、そのゆえんとなっている変なキャラデザインとおおげさな表現、古さを感じる絵は人を選びそうだが。]]>
マンガCランク
2017-08-23T22:20:58+09:00
三枝
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三枝
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おもかげ幻舞
おもかげ幻舞(1~4)/こやま 基夫 C
仮面の由来と話の内容が合致しており、悪人の外道さもあって1巻だけはおもしろい。
が、呪三郎登場以降は迫力不足で退屈なバトルを延々と見せられて非常に退屈。
仮面の使い方もマ・ジの仮面まではうまかったが、その後は能力をつけるだけという形。
悪役にも魅力がない。...
おもかげ幻舞(1~4)/こやま 基夫 C
仮面の由来と話の内容が合致しており、悪人の外道さもあって1巻だけはおもしろい。
が、呪三郎登場以降は迫力不足で退屈なバトルを延々と見せられて非常に退屈。
仮面の使い方もマ・ジの仮面まではうまかったが、その後は能力をつけるだけという形。
悪役にも魅力がない。
終盤の駆け足からするに案の定打ち切りになったのだろう。
あと『三角巾とカッポウ着』で中華鍋使ってフレンチ(?)ができてるのはギャグなのか。]]>
マンガCランク
2017-08-23T22:17:09+09:00
三枝
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三枝
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午前3時の無法地帯
午前3時の無法地帯(1~3)/ねむ ようこ C
恋愛物としてとりたてておもしろくもなく、劣悪な環境を我慢できるほどの仕事の魅力が描けてもいない。真野退職のくだりで強く感じたが、仕事ではなく同僚が好きなだけにしか見えなかった。
あと、ラストの決めゼリフ、自分は立ち直るまで甘えさせてもらった部分を後輩...
午前3時の無法地帯(1~3)/ねむ ようこ C
恋愛物としてとりたてておもしろくもなく、劣悪な環境を我慢できるほどの仕事の魅力が描けてもいない。真野退職のくだりで強く感じたが、仕事ではなく同僚が好きなだけにしか見えなかった。
あと、ラストの決めゼリフ、自分は立ち直るまで甘えさせてもらった部分を後輩に厳しくというのはダメだろう。
しかし、多くの仕事物語が逃げている点だが、仕事の楽しさと職場環境は相反しないと思う。環境より大事なものがあるという主張や最初の苦難を際立たせる作劇上の都合だろうが、あくどい企業がきれいごとを盾に過労死まで起こしている現状でそこを無視されると受け入れがたいものを感じてしまう。]]>
マンガCランク
2017-08-07T17:36:17+09:00
三枝
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三枝
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天花粉
坂田靖子セレクション第1巻 天花粉/坂田 靖子 B
『光る魚』は柔軟な発想のオチに驚かされた。こんなこと今まで考えもしなかった。
表題作は序盤の水墨画のような絵でまじめな作品かと思いきやおおいにふざけた内容で笑わせてくれた。天花粉が一般名詞と知ってちょっと驚き。
『怪談宮殿』のいい意味で童話のよう...
坂田靖子セレクション第1巻 天花粉/坂田 靖子 B
『光る魚』は柔軟な発想のオチに驚かされた。こんなこと今まで考えもしなかった。
表題作は序盤の水墨画のような絵でまじめな作品かと思いきやおおいにふざけた内容で笑わせてくれた。天花粉が一般名詞と知ってちょっと驚き。
『怪談宮殿』のいい意味で童話のような冒険も楽しかった。
ただ『定刻ホテル』と『謹賀新年』は楽しみどころもオチもよくわからなかった。
あと『パレード』ってママのあれで死んでしまったのでは…。]]>
マンガBランク
2017-08-07T17:28:58+09:00
三枝
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三枝
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ポリス猫DCの事件簿
ポリス猫DCの事件簿/若竹 七海 D
しょぼい。
読了直後でも思い出せない話があるほど印象に残らなかった。魅力に欠ける謎に、ややかすぎる伏線とひねりのたりない真相。
そのくせ複数の事件を扱う話ばかりで手軽さはない。
女性連続殺人事件もいらなかったのではないか。島の外のできごととして話が独立している...
ポリス猫DCの事件簿/若竹 七海 D
しょぼい。
読了直後でも思い出せない話があるほど印象に残らなかった。魅力に欠ける謎に、ややかすぎる伏線とひねりのたりない真相。
そのくせ複数の事件を扱う話ばかりで手軽さはない。
女性連続殺人事件もいらなかったのではないか。島の外のできごととして話が独立しているので、各編がつながって大きな1つの話になる感覚はなく、最後に詰め込んだのもあって蛇足にしか感じなかった。
あと、コージーにしては嫌な奴が多いのはまだしも、明らかにギャグ担当の三田村成子がちょっと性悪すぎないだろうか。失態をYoutubeに流して大事にしようとする辺りリアルに嫌らしくて笑えない。]]>
小説Dランク
2017-08-02T20:44:17+09:00
三枝
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三枝
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墨攻
墨攻/酒見 賢一 C
中国が舞台なので名詞が読みづらいのが難だが内容的にはシンプルなエンタメ。すぐに読み終わる薄さとは裏腹に史実をベースにした内容は迫力ある戦を味わわせてくれる。
ただ圧倒的な戦力差と聞いてさぞや機転を利かせるのだろうと期待していたのだが、せこせこと防戦をするだけで印象に残るような...
墨攻/酒見 賢一 C
中国が舞台なので名詞が読みづらいのが難だが内容的にはシンプルなエンタメ。すぐに読み終わる薄さとは裏腹に史実をベースにした内容は迫力ある戦を味わわせてくれる。
ただ圧倒的な戦力差と聞いてさぞや機転を利かせるのだろうと期待していたのだが、せこせこと防戦をするだけで印象に残るような策略はなかった。
文章がかなり平易なのを読みやすいととるか、味気ないと取るか迷うところ。]]>
小説Cランク
2017-08-02T20:34:23+09:00
三枝
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三枝
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船上にて
船上にて/若竹 七海 D
『クール・キャンデー』や『ぼくのミステリな日常』のようなシンプルながらもこちらの盲点を突くようなオチを期待していたのだが、いまひとつだった。
やたらと後味を悪くしようとした話が多いが『ハッピーエンドにさよならを』同様ひねりがたりない。
話の持っていき方も強引でチープな印象...
船上にて/若竹 七海 D
『クール・キャンデー』や『ぼくのミステリな日常』のようなシンプルながらもこちらの盲点を突くようなオチを期待していたのだが、いまひとつだった。
やたらと後味を悪くしようとした話が多いが『ハッピーエンドにさよならを』同様ひねりがたりない。
話の持っていき方も強引でチープな印象は否めない。
『かさねことのは』は宛先を伏せた手紙というのはおもしろかったが、読者がついていけないほど話を込み入らせて煙に巻くやり方は好きになれない。
また、表題作だがミステリーで作品末に注釈を描くのは配慮がなさすぎやしないか。]]>
小説Dランク
2017-07-30T20:04:05+09:00
三枝
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三枝
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都市伝説の謎
都市伝説の謎/中見 利男 D
私が民話・怪談的なものを期待していたのを差し引いてもつまらない。歴史ミステリーは都市伝説とは言わないだろう。
分析についてもユリゲラーブームとリングのヒットを共通性とする(P17)のはまだしも、アナグラムで文字を付け足す(P277)のはいかがなものか。
読み物としても...
都市伝説の謎/中見 利男 D
私が民話・怪談的なものを期待していたのを差し引いてもつまらない。歴史ミステリーは都市伝説とは言わないだろう。
分析についてもユリゲラーブームとリングのヒットを共通性とする(P17)のはまだしも、アナグラムで文字を付け足す(P277)のはいかがなものか。
読み物としてもつまらなく、第4章などこういう予言があると紹介していくだけ。
ぐだぐだ長ったらしい前置きもうっとうしく、眉に唾をつけて読むので「はじめに」で言ったようなディティール的効果もない。]]>
小説Dランク
2017-07-30T19:54:36+09:00
三枝
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三枝