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犯人のいない殺人の夜/東野 圭吾 B

東野さんは器用貧乏なイメージだったが『秘密』のようなやるせない気分にさせるオチがうまいのを『踊り子』で思い出させてくれた。
『闇の中の二人』は真相のどす黒さにいい意味でげんなりさせられた。
他は凡庸。
ただちょっと気になったのが表題作のP279からの夜パートで、明らかに視界に入らないはずのものが見えていること。
あとタバコ批判のような表現がそこここに見受けられるが、非喫煙者の私から見ても嫌味ったらしさしか感じないのでやめた方がいいと思う。話の主題としてきちんと関係のある作品ならまだわかるのだが。

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亡国のイージス(上・下)/福井 晴敏 B

大作。
戦闘時の描写は資料に基づいた精密さを出すのと同時に素人には想像もつかない兵器の性能を教えてくれ、ただのカタログスペックを書くので済まさず破壊の過程をきちんと描くことでリアリティにつなげている。
人間ドラマもよくあるテーマを丁寧な心理描写で重厚にしあげてあり、そういった扱いをされた人物があっさり殺されるさまは作品に無常さと緊張感を与えることに大いに役立っている。

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三枝
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S
稀に見る傑作。

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おもしろい。

B
まあまあ。

C
標準ランク。人によってはB。

D
微妙。

E
読むのが苦痛なレベル。

F
つまらないを越えた何か。

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