忍者ブログ
趣味で書いているレビューをネットに転載
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

ポジティブ先生 石黒正数短編集/石黒 正数 C

これで終わり?というのが読み終えて真っ先に思ったこと。印象に残らない話ばかりだった。
探偵綺譚』が途中のひねり方やオチ重視だったのに対して、本作は設定や始まり方こそ変わっているものの内容は普通で小手先で描いた感が否めない。
正義の巨大ヒーローも人類からしたら怪獣とかどこかで見たような(『ガメラ3』『アウターゾーン』)内容なのも難。
ところで『夜は赤い目の世界』だと献血ではなく売血の方が盛んになるのでは。

拍手[0回]

PR
ツイてるカノジョ(1~2)/藤真 拓哉/雑破 業 C

最初の話が本作全体の暗喩だとしたら主人公と水織の今後をうかがわせるおもしろい演出なのだが、正直なにも考えずに同じテーマを2度繰り返したようにしか見えない。
短い話なのに余分にしかなっていない要素が他にも見られるのが理由で、水織の兄と朝倉先生は出す必要なかっただろう。
あと、この内容で主人公の泣き顔をはっきり描いた場面が0というのに違和感。

拍手[0回]

燃えよペン/島本 和彦 C

『実在人物躍動編』で「漫画家の姿はなく~(中略)~パズラーが1人いるだけだった」と書かれたかと思えば、その次の話(『起承転結激情編』)で名言を吐きまくる。かっこいいんだか情けないんだかわからない炎尾がおもしろい。
キャラだけでなく、ストーリーもいい。悪い意味でエスカレートしていくライバルとの関係や、手本を示したのに弟子の方がうまくいくなど王道のギャグを上手に味付けしている。
ただ、そのゆえんとなっている変なキャラデザインとおおげさな表現、古さを感じる絵は人を選びそうだが。

拍手[0回]

おもかげ幻舞(1~4)/こやま 基夫 C

仮面の由来と話の内容が合致しており、悪人の外道さもあって1巻だけはおもしろい。
が、呪三郎登場以降は迫力不足で退屈なバトルを延々と見せられて非常に退屈。
仮面の使い方もマ・ジの仮面まではうまかったが、その後は能力をつけるだけという形。
悪役にも魅力がない。
終盤の駆け足からするに案の定打ち切りになったのだろう。
あと『三角巾とカッポウ着』で中華鍋使ってフレンチ(?)ができてるのはギャグなのか。

拍手[0回]

午前3時の無法地帯(1~3)/ねむ ようこ C

恋愛物としてとりたてておもしろくもなく、劣悪な環境を我慢できるほどの仕事の魅力が描けてもいない。真野退職のくだりで強く感じたが、仕事ではなく同僚が好きなだけにしか見えなかった。
あと、ラストの決めゼリフ、自分は立ち直るまで甘えさせてもらった部分を後輩に厳しくというのはダメだろう。
しかし、多くの仕事物語が逃げている点だが、仕事の楽しさと職場環境は相反しないと思う。環境より大事なものがあるという主張や最初の苦難を際立たせる作劇上の都合だろうが、あくどい企業がきれいごとを盾に過労死まで起こしている現状でそこを無視されると受け入れがたいものを感じてしまう。

拍手[0回]

探偵綺譚 石黒正数短編集/石黒 正数 C

『気の抜けたビールで…』がよかった。かっこつけるためにダサいことをするというのはなかなかいい着眼点だと思う。
表題作は真相こそあれだったが、ギャグとして違和感なく出したゼッケンの伏線は見事。
他も水準は超えているが、パチスロのマンガだけは明らかにつまらない。『6番目の世界』でも思ったが、専門誌に出すならそれなりに興味なる人にすべきでは。さすがに取材なしはなめすぎ。

拍手[0回]

カジテツ王子(1~9)/向浦 宏和 C

序盤は主人公のアホさが度を越えていてしらけてしまったが、周囲に変人が増えてからはちょっとおもしろかった。
ただ、パロネタというか同世代の共通認識に頼りすぎな気はする。
あと、終盤にシリアスに寄りすぎ。ギャグならあんな駆け足にしてまで終わらせる必要はなかったと思うし、芹沢の母など放置された部分もさほど気にならなかったと思う。
なによりニートマンガのはずなのにニートより大学時代の心理の方がよく描けているというチグハグな状態にもならなかったのでは。

拍手[0回]

KNIGHTS(1~5)/ムラオ ミノル C

敵が非道であるだけ主人公のヒロイズムは高まる。そういった意味で魔女狩りという題材と読んでいて胸が悪くなるような暴力は効果的に機能している。
ストーリーは存在意義のわからない人物がいるものの、押さえるところは押さえている。
必殺技の応酬でなにをやっているのかわかりづらい戦闘も、一応なにをしている場面かきちんと考えてはいる様子で剣技解説として昇華している。
粗削りだが楽しませることには成功した作品。
ところで刀身をつかむ戦法って本当にあったんだろうか。

拍手[0回]

鋼の錬金術師(1~27)/荒川 弘 C

無駄な要素がほとんどないが、話をまとめることをいしきしすぎて小粒になっているのは否めない。
似たような展開が散見され、味方はたくさん出るのに敵はずっと同じでマンネリを感じる。実はエンヴィーでしたというチープな展開がやたらと繰り返されるのが話の幅の狭さをよく示している。
敵から味方にというパターンが多く、ギャグタッチの戦いが多いのも難。
世界観がしっかりしており錬金術のアイディアも面白いため読み始めは好印象だった。
次は話の筋もがんばって欲しい。

拍手[0回]

CYNTHIA THE_MISSION(1~9)/高遠 るい C

グロテスク要素が戦いの非情さ過酷さをしっかりと伝えてくるが、ノリは裏社会物というより少年マンガ。仲間が増えていったり大会があったりと王道の展開。
ただ、終盤ふざけているのかまじめにやっているのかわからないふしがあり、締まらない場面もしばしば。各キャラの個性付けにもなっているけれんみたっぷりな戦法も人によってはさらに冷める要因の一因となるだろう。
なにをしているのかをはっきりわかりやすく描いたバトルシーンは良かったが、ちょっとミソが付く部分が少なくなかったか。

拍手[0回]

隣人13号(1~3)/井上 三太 C

不愉快極まる内容なのだが、たくさん物語に触れていると平凡な作品よりベクトルはどうあれ感情を動かしてくれることが大事になる。そういう意味で突き抜けた悪意は良かった。正義の復讐者という構図を第1話であっさり捨てたのは評価したい。ただ、話は不出来だし絵は下手だしで一歩引いてみると駄作もいいところだと思う。特にオチは、その場面だけ作品全体の雰囲気からひどく浮いており、ありきたりなものだけあって適当に終わらせたようにしか見えない。

拍手[0回]

伊藤さん 秋★枝短編集/秋★枝 C

少女マンガの見せ場だけを集めたような甘ったるい恋愛物だが、あくまで男性向けの作品。"王子様"とつきあうヒロインの心情・行動がとてもかわいらしく魅力的。
反面、男性視点ものはいかにもご都合的という感じであまりおもしろくなかった。
一番良かったのは『先生+』だろうか。始まり方が変わっていて引き込まれ、オチもなかなか。「超そっくり!!」の伏線はうまかった。
逆に『ブラフ』は昔の作品かと思ったら書き下ろしと聞きビックリ。

拍手[0回]

口だけ女 ~町で噂の怖い話/小室 栄子/溝口 涼子/泉道 亜紀/坂元 勲/なぎり 京/北村 有香 C

表題作は妙におしゃれな口だけ女がまぬけにしか見えず。

『ニセモノオカアサン』、オチは読め読めだが話として悪くはなかった。
『人間回収車』は性格の悪い主人公と謎のサービスとよくある話。
『ワタシは誰?』はひねりがあって良かった。
『アリえない話』、どちらを選んでもダメだったというのは悪くないが、ちょっとオチが唐突か。
『まるまるさん』はそもそもあいつ本当にまるまるさんなのかと。
『スピカは見ている』、ビックリはするが冷静にスピカの行動を考えるとこれもまぬけ。

拍手[0回]

ブログ内検索
プロフィール
HN:
三枝
性別:
非公開
趣味:
読書・映画・ゲーム
自己紹介:
S
稀に見る傑作。

A
おもしろい。

B
まあまあ。

C
標準ランク。人によってはB。

D
微妙。

E
読むのが苦痛なレベル。

F
つまらないを越えた何か。

×
エックスではなくバツ。よほどアレでない限り使わない。
最新CM
[04/03 未入力]
[05/04  ]
カウンター
P R
忍者ブログ [PR]