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ポリス猫DCの事件簿/若竹 七海 D

しょぼい。
読了直後でも思い出せない話があるほど印象に残らなかった。魅力に欠ける謎に、ややかすぎる伏線とひねりのたりない真相。
そのくせ複数の事件を扱う話ばかりで手軽さはない。
女性連続殺人事件もいらなかったのではないか。島の外のできごととして話が独立しているので、各編がつながって大きな1つの話になる感覚はなく、最後に詰め込んだのもあって蛇足にしか感じなかった。
あと、コージーにしては嫌な奴が多いのはまだしも、明らかにギャグ担当の三田村成子がちょっと性悪すぎないだろうか。失態をYoutubeに流して大事にしようとする辺りリアルに嫌らしくて笑えない。

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船上にて/若竹 七海 D

クール・キャンデー』や『ぼくのミステリな日常』のようなシンプルながらもこちらの盲点を突くようなオチを期待していたのだが、いまひとつだった。
やたらと後味を悪くしようとした話が多いが『ハッピーエンドにさよならを』同様ひねりがたりない。
話の持っていき方も強引でチープな印象は否めない。
『かさねことのは』は宛先を伏せた手紙というのはおもしろかったが、読者がついていけないほど話を込み入らせて煙に巻くやり方は好きになれない。
また、表題作だがミステリーで作品末に注釈を描くのは配慮がなさすぎやしないか。

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都市伝説の謎/中見 利男 D

私が民話・怪談的なものを期待していたのを差し引いてもつまらない。歴史ミステリーは都市伝説とは言わないだろう。
分析についてもユリゲラーブームとリングのヒットを共通性とする(P17)のはまだしも、アナグラムで文字を付け足す(P277)のはいかがなものか。
読み物としてもつまらなく、第4章などこういう予言があると紹介していくだけ。
ぐだぐだ長ったらしい前置きもうっとうしく、眉に唾をつけて読むので「はじめに」で言ったようなディティール的効果もない。

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不連続殺人事件/坂口 安吾 D

古い作品のトリックはこのぐらいかとは思うのだが、似たようなトリックのこれ(http://tuide.blog.shinobi.jp/Entry/182/)に比べると読みやすさで圧倒的に引けを取っている。やたらと多い登場人物と入り組んだ人間関係、細々と指定された地形とだいぶややこしい。
あと心理の足跡ってこちらに向かってくるのだから反対方向に行くのはごく当たり前の判断ではと思ってしまうのだが。どこかで読み違いをしているのだろうか。
というかこんな異常者だらけの行動の自然不自然というのは…(ここも犯人の狙いか?)

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