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燃えよペン/島本 和彦 C

『実在人物躍動編』で「漫画家の姿はなく~(中略)~パズラーが1人いるだけだった」と書かれたかと思えば、その次の話(『起承転結激情編』)で名言を吐きまくる。かっこいいんだか情けないんだかわからない炎尾がおもしろい。
キャラだけでなく、ストーリーもいい。悪い意味でエスカレートしていくライバルとの関係や、手本を示したのに弟子の方がうまくいくなど王道のギャグを上手に味付けしている。
ただ、そのゆえんとなっている変なキャラデザインとおおげさな表現、古さを感じる絵は人を選びそうだが。

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おもかげ幻舞(1~4)/こやま 基夫 C

仮面の由来と話の内容が合致しており、悪人の外道さもあって1巻だけはおもしろい。
が、呪三郎登場以降は迫力不足で退屈なバトルを延々と見せられて非常に退屈。
仮面の使い方もマ・ジの仮面まではうまかったが、その後は能力をつけるだけという形。
悪役にも魅力がない。
終盤の駆け足からするに案の定打ち切りになったのだろう。
あと『三角巾とカッポウ着』で中華鍋使ってフレンチ(?)ができてるのはギャグなのか。

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午前3時の無法地帯(1~3)/ねむ ようこ C

恋愛物としてとりたてておもしろくもなく、劣悪な環境を我慢できるほどの仕事の魅力が描けてもいない。真野退職のくだりで強く感じたが、仕事ではなく同僚が好きなだけにしか見えなかった。
あと、ラストの決めゼリフ、自分は立ち直るまで甘えさせてもらった部分を後輩に厳しくというのはダメだろう。
しかし、多くの仕事物語が逃げている点だが、仕事の楽しさと職場環境は相反しないと思う。環境より大事なものがあるという主張や最初の苦難を際立たせる作劇上の都合だろうが、あくどい企業がきれいごとを盾に過労死まで起こしている現状でそこを無視されると受け入れがたいものを感じてしまう。

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坂田靖子セレクション第1巻 天花粉/坂田 靖子 B

『光る魚』は柔軟な発想のオチに驚かされた。こんなこと今まで考えもしなかった。
表題作は序盤の水墨画のような絵でまじめな作品かと思いきやおおいにふざけた内容で笑わせてくれた。天花粉が一般名詞と知ってちょっと驚き。
『怪談宮殿』のいい意味で童話のような冒険も楽しかった。
ただ『定刻ホテル』と『謹賀新年』は楽しみどころもオチもよくわからなかった。
あと『パレード』ってママのあれで死んでしまったのでは…。

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ポリス猫DCの事件簿/若竹 七海 D

しょぼい。
読了直後でも思い出せない話があるほど印象に残らなかった。魅力に欠ける謎に、ややかすぎる伏線とひねりのたりない真相。
そのくせ複数の事件を扱う話ばかりで手軽さはない。
女性連続殺人事件もいらなかったのではないか。島の外のできごととして話が独立しているので、各編がつながって大きな1つの話になる感覚はなく、最後に詰め込んだのもあって蛇足にしか感じなかった。
あと、コージーにしては嫌な奴が多いのはまだしも、明らかにギャグ担当の三田村成子がちょっと性悪すぎないだろうか。失態をYoutubeに流して大事にしようとする辺りリアルに嫌らしくて笑えない。

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墨攻/酒見 賢一 C

中国が舞台なので名詞が読みづらいのが難だが内容的にはシンプルなエンタメ。すぐに読み終わる薄さとは裏腹に史実をベースにした内容は迫力ある戦を味わわせてくれる。
ただ圧倒的な戦力差と聞いてさぞや機転を利かせるのだろうと期待していたのだが、せこせこと防戦をするだけで印象に残るような策略はなかった。
文章がかなり平易なのを読みやすいととるか、味気ないと取るか迷うところ。

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船上にて/若竹 七海 D

クール・キャンデー』や『ぼくのミステリな日常』のようなシンプルながらもこちらの盲点を突くようなオチを期待していたのだが、いまひとつだった。
やたらと後味を悪くしようとした話が多いが『ハッピーエンドにさよならを』同様ひねりがたりない。
話の持っていき方も強引でチープな印象は否めない。
『かさねことのは』は宛先を伏せた手紙というのはおもしろかったが、読者がついていけないほど話を込み入らせて煙に巻くやり方は好きになれない。
また、表題作だがミステリーで作品末に注釈を描くのは配慮がなさすぎやしないか。

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都市伝説の謎/中見 利男 D

私が民話・怪談的なものを期待していたのを差し引いてもつまらない。歴史ミステリーは都市伝説とは言わないだろう。
分析についてもユリゲラーブームとリングのヒットを共通性とする(P17)のはまだしも、アナグラムで文字を付け足す(P277)のはいかがなものか。
読み物としてもつまらなく、第4章などこういう予言があると紹介していくだけ。
ぐだぐだ長ったらしい前置きもうっとうしく、眉に唾をつけて読むので「はじめに」で言ったようなディティール的効果もない。

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FLIP-FLAP/とよ田 みのる B

役立てるために(女の子のために)始めたピンボールにはまっていくというのは、話としてはよくある構図だがテーマと合っているのでありがちさを感じさせない。
ただ、読み切りで済ませたからいいだろうとばかりにピンボールの説明が省かれているのはマイナス。結果として深町がピンボールの魅力を知っていく過程もぼやけてしまっている。
これでとよ田さんんお作品は全部読んだが、キャラの良さや見開きの使い方のうまさはこの頃から健在。絵はまだ発展途上で、特にヒロインはあまりかわいくない。

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探偵綺譚 石黒正数短編集/石黒 正数 C

『気の抜けたビールで…』がよかった。かっこつけるためにダサいことをするというのはなかなかいい着眼点だと思う。
表題作は真相こそあれだったが、ギャグとして違和感なく出したゼッケンの伏線は見事。
他も水準は超えているが、パチスロのマンガだけは明らかにつまらない。『6番目の世界』でも思ったが、専門誌に出すならそれなりに興味なる人にすべきでは。さすがに取材なしはなめすぎ。

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聖人プログラム 2999年のゲーム・キッズ短編集/渡辺 浩弐 <単行本> C

前作がダメだったので期待せずに読み始めたが、普通の短編集に戻っていて安心した。
しかし印象に残る話は少なく、同様にオリジナルの世界観だったプラトニックチェーンに比べると魅力のなさは否めない。特に前巻から引き継いでいるはずの設定がまったく生かせていないのが難。
というか前作では主人公はロボットばかりだったが今作を読む限り人間も暮らしているようで、生かせていないどころか読者にうまく把握させられていない。
ボリュームの薄さもあいかわらず。
『笑顔』のように光る作品もいくつかはあるのだが…。

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不連続殺人事件/坂口 安吾 D

古い作品のトリックはこのぐらいかとは思うのだが、似たようなトリックのこれ(http://tuide.blog.shinobi.jp/Entry/182/)に比べると読みやすさで圧倒的に引けを取っている。やたらと多い登場人物と入り組んだ人間関係、細々と指定された地形とだいぶややこしい。
あと心理の足跡ってこちらに向かってくるのだから反対方向に行くのはごく当たり前の判断ではと思ってしまうのだが。どこかで読み違いをしているのだろうか。
というかこんな異常者だらけの行動の自然不自然というのは…(ここも犯人の狙いか?)

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カジテツ王子(1~9)/向浦 宏和 C

序盤は主人公のアホさが度を越えていてしらけてしまったが、周囲に変人が増えてからはちょっとおもしろかった。
ただ、パロネタというか同世代の共通認識に頼りすぎな気はする。
あと、終盤にシリアスに寄りすぎ。ギャグならあんな駆け足にしてまで終わらせる必要はなかったと思うし、芹沢の母など放置された部分もさほど気にならなかったと思う。
なによりニートマンガのはずなのにニートより大学時代の心理の方がよく描けているというチグハグな状態にもならなかったのでは。

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忍ペンまん丸(1~11)/いがらし みきお A

ギャグもシリアスもセンスがいい。
絶妙なさじ加減のマヌケさがおもしろく、キャラクターの愛嬌にもなっている。まん丸が敵に操られるけど全く役に立たない話(巻の五三)は大笑いした
。バトルは思わぬ機転で勝利することが多く、あっさりとした描写なのにきちんとおもしろい。
ただ、終盤の展開はちょっとまじめに寄りすぎたと思う。ギオとの戦いはただのパワーバトルで上記したような魅力もない。
間違いなく子供向けなのに大人が読んでも楽しめる良作少年マンガ。

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犯人のいない殺人の夜/東野 圭吾 B

東野さんは器用貧乏なイメージだったが『秘密』のようなやるせない気分にさせるオチがうまいのを『踊り子』で思い出させてくれた。
『闇の中の二人』は真相のどす黒さにいい意味でげんなりさせられた。
他は凡庸。
ただちょっと気になったのが表題作のP279からの夜パートで、明らかに視界に入らないはずのものが見えていること。
あとタバコ批判のような表現がそこここに見受けられるが、非喫煙者の私から見ても嫌味ったらしさしか感じないのでやめた方がいいと思う。話の主題としてきちんと関係のある作品ならまだわかるのだが。

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亡国のイージス(上・下)/福井 晴敏 B

大作。
戦闘時の描写は資料に基づいた精密さを出すのと同時に素人には想像もつかない兵器の性能を教えてくれ、ただのカタログスペックを書くので済まさず破壊の過程をきちんと描くことでリアリティにつなげている。
人間ドラマもよくあるテーマを丁寧な心理描写で重厚にしあげてあり、そういった扱いをされた人物があっさり殺されるさまは作品に無常さと緊張感を与えることに大いに役立っている。

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KNIGHTS(1~5)/ムラオ ミノル C

敵が非道であるだけ主人公のヒロイズムは高まる。そういった意味で魔女狩りという題材と読んでいて胸が悪くなるような暴力は効果的に機能している。
ストーリーは存在意義のわからない人物がいるものの、押さえるところは押さえている。
必殺技の応酬でなにをやっているのかわかりづらい戦闘も、一応なにをしている場面かきちんと考えてはいる様子で剣技解説として昇華している。
粗削りだが楽しませることには成功した作品。
ところで刀身をつかむ戦法って本当にあったんだろうか。

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鋼の錬金術師(1~27)/荒川 弘 C

無駄な要素がほとんどないが、話をまとめることをいしきしすぎて小粒になっているのは否めない。
似たような展開が散見され、味方はたくさん出るのに敵はずっと同じでマンネリを感じる。実はエンヴィーでしたというチープな展開がやたらと繰り返されるのが話の幅の狭さをよく示している。
敵から味方にというパターンが多く、ギャグタッチの戦いが多いのも難。
世界観がしっかりしており錬金術のアイディアも面白いため読み始めは好印象だった。
次は話の筋もがんばって欲しい。

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CYNTHIA THE_MISSION(1~9)/高遠 るい C

グロテスク要素が戦いの非情さ過酷さをしっかりと伝えてくるが、ノリは裏社会物というより少年マンガ。仲間が増えていったり大会があったりと王道の展開。
ただ、終盤ふざけているのかまじめにやっているのかわからないふしがあり、締まらない場面もしばしば。各キャラの個性付けにもなっているけれんみたっぷりな戦法も人によってはさらに冷める要因の一因となるだろう。
なにをしているのかをはっきりわかりやすく描いたバトルシーンは良かったが、ちょっとミソが付く部分が少なくなかったか。

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シブすぎ技術に男泣き!/見ル野 栄司 D

どの辺りがシブすぎなのかまるで分らなかった。
技術に注がれる努力ではなく仕事を阻む苦労ばかりを描くうえ、ただでさえ少ないページを無駄づかいするため説明はかなり簡略化されている。
そもそも技術について書かれている話が少なく、本当にまえがきのような思いを強く抱いているのか疑問。
当たり前のように使われているねじにも技術がという話(21話)のオチが片づけはきちんとなのがこの作品全体を表している。

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微妙。

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読むのが苦痛なレベル。

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