忍者ブログ
趣味で書いているレビューをネットに転載
[1]  [2]  [3]  [4]  [5]  [6
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

以蔵の青春 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)以蔵の青春(1~9)/真里 まさとし

C




どの青年誌にも1つは載っていそうなエロコメディー。
男性の本能に訴える内容であるため退屈こそしなかったが作品としてはかなり低質。人物の表情は崩れぎみで絵はきれいとは言えず、ギャグもシリアスもさえないストーリーにおいてやたらと増える人物の多くが個性を発揮することなく退場していく(そして無意味に再登場する)様は使い捨てとすら呼びがたい。
あと主人公の剣道に対する姿勢は「立派な立ちあい」(1巻P229)とはとても言えないと思う。

拍手[0回]

PR
88の夏休み―深緑と栞 (角川コミックス・エース)88の夏休み(雫と風音・深緑と栞)/森見 明日

D




思わせぶりな会話が多いわりに毎回どうでもいいやりとりで話が終わり、先が気になるより話が核心に近づかずイライラ。どちらも主要な2人の交流を中心に据えたいのはわかるが、あまり恋愛の過程が描かれているようには見えなかった。
また、2誌同時進行というのも苦しかったのかところどころ絵が崩れている。
あと、都市伝説を扱いたいなら自作じゃなくて出回っているものを使わないと無意味では。

拍手[0回]

ユリア100式 1 (ジェッツコミックス)ユリア100式(1~12)/萩尾 ノブト/原田 重光

B




下ネタ一辺倒かと思ったら意外と正統派のギャグマンガだった。
確かに下ネタ兼サービスシーンは満載なのだが、笑いどころはユリアの非常識さとプロレス技を使ったツッコミでオーソドックスなもの。どれもセンス良くできており、加点法で見ればかなり万人受けする作品だと思う。
ただ、キャラを増やしていくたびに失速するというギャグマンガ定番の欠点までフォローする必要はなかったのでは。105式まではおもしろかったが、あとは要らなかったと思う。

拍手[0回]

70億の針 1<70億の針> (コミックフラッパー)70億の針(1~4)/多田乃 伸明

C




娯楽性よりメッセージを重視し、序盤の設定やキャラ付けはおもしろいのに終盤はなんだかよくわからないドロドロ相手に立ち向かうという最近のジブリ映画のような作品。
本筋を見ても高位の存在がうじゃうじゃやってるのに人間が巻き込まれる形で盛り上がりに欠け、人間ドラマとしてもどう変わるのかというキモがSFまかせになっていておもしろくない。

拍手[1回]

百花繚乱 戦国乙女 (1) 榛名伝承編百花繚乱 戦国乙女 榛名伝承編(1~3)/しなのゆら/白組

C




元々が利害関係にある戦国武将の話にオリジナルキャラで悪役を入れたのは失敗だろう。
人物同士が敵対・協力する理由付けが全体的にいい加減で、そのわりに行動原理を描くのに割かれるページが少なくない。
戦いも負傷の描写がほとんどないので攻撃が当たったのかすらわかりづらい。
アニメ版はシリアス部分を甲冑争奪戦に絞っていたのだが、本作はあれこれと手を出して失敗してしまった。
あと戦だから人が死ぬってのはいらなかったなあ。犠牲出して入手した勾玉の使い道がわかりませんはギャグにならない。

拍手[0回]

Go West!(1~4)/矢上 裕

C






期待を持たせてくれた冒頭に比べて終盤があまりにもおそまつ。
特にミンゴとガンマンに関する結末はやっつけにもほどがある。
そこまではシリアス部分とギャグのあんばいがちょうど良く、読んでいてそれなりに楽しめる。このそれなりというのがくせもので『ヒツカツ!』の時にも思ったのだが、どちらかなり両方なりをもう一歩進化させないと、いつまで経ってもそれなりにおもしろいけど打ち切りという展開から逃れられないのではないだろうか。

拍手[0回]

究極超人あ~る (1) (小学館文庫)究極超人あ~る(1~5)/ゆうき まさみ <文庫>

D




賞味期限切れ。
パロディがどっさりと仕込まれているが、今の世代の人間が理解できるものはごくわずか。
ギャグもいまいち笑えなかった。ナンセンスなのは承知で言うが、登場人物の大半が自分より常識のある人間にはふざけた対応をして逆の場合には常識的にふるまうという行動原理に弱い者いじめ的な構図を感じてしまう。無論、評価には含めていないが。
あとまのちゃん(2巻P292)って誰だったんだ。答えは巻末ページでと書いてあるけど見当たらないし。

拍手[0回]

魔法少女猫X (1) (角川コミックスドラゴンJr.)魔法少女猫×(1~2)/おりもと みまな

D




動物に対する恋愛感情というアブノーマルなテーマを擬人化で感情移入しやすくしたのは良かった。
が、それを掘り下げることもなくエロ絵を描くだけで終わってしまった。ハードなツッコミやパロディを中心としたギャグは笑えず、ストーリーもそれらしい伏線をばらまいたのみ。
あと、こういうギャグをやりたいなら毛が擦り切れるとか鼻血が出るといった被害の生々しい描写はやめた方がいいと思う。
エアガンを生き物に向けているのも不快。風当たりの強い物なんだから安易にこういう描写をしないで欲しい。

拍手[0回]

光: 1 (ZERO-SUMコミックス)光(1~4)/凛野 ミキ

C




登場人物の9割が気持ち悪いという壮絶さ。
ただ、負の面1カ所だけを強調した描写には人間味がなく、画力のせいなのかわざとやっているのかギャグにしか見えない場面も。ホラーとして見ると物足りないと言わざるを得ず、ただただ悪趣味な作品にしかできていない。
ラストは戦いの末に生き残った2人(といっても阿高はなにもしてにいないだろうが)が時間を止めたままにしているという解釈でいいのだろうか。
あと1巻P110で秋子の家の階段にいるの誰?
3巻カラーページのゴキブリは慣れててもきつい。

拍手[0回]

EDEN(1) (アフタヌーンコミックス)EDEN(1~18)/遠藤 浩輝

C




第1話で大人の戦いが子供目線で蚊帳の外的に描かれるが、どういう意図か作者は18冊を使ってもう1度まったく同じことをやる。エノアの話って本筋にぜんぜん絡んでいないような…?
序盤こそ無慈悲な展開に目を引かれるもののミリアム登場辺りから妙に気の抜けた場面が増えていく。
1巻に1人以上の割合で内臓をぶちまけるグロテスクさ、複雑な設定、入り組んだ人間関係と人を選ぶ力作。

拍手[0回]

部活動 1 (BLADE COMICS)部活動(1~2)/西田 理英

D




シュールギャグのできそこない。
笑えないギャグと冴えないツッコミで、片方に光るものがあってももう片方によって潰されるためおもしろい場面はきわめて少ない。南部先生のいない話の方がおもしろい割合が高く、彼は突っ込み役として不適格だったのではなかろうか。
同時収録の『つわもの』では“守りたいもの”だの“復讐はよくない”だのよくあるテーマをそのまま使っているため青臭さが強い。

拍手[0回]

闇月王 (白泉社文庫)闇月王/坂田 靖子 <文庫>

C




オチでクスリとくる小話、闇月王。
「あいつらはたとえ本物のユーレイをみても生存してるって書類をつくる連中ですよ。」(保険会社を指して)のように主人公とシャオピンのかけ合いがおもしろいテンプテーション。
ビーストテイルダンジョンズ&ドラゴンズではほのぼのとしたストーリーだったが、本作は王道コメディーなのでより万人受けしやすい。反面オリジナリティーという点では劣るか。
あと、闇月王が松ぼっくり程度しか思いつかないというくだりがあるが、最初に剣を落としているのはけっこう凶悪では。

拍手[0回]

ライフ・イズ・マネー(1) (ガンガンコミックスONLINE)ライフ・イズ・マネー(1)/櫓刃 鉄火/朝虹 照

D




絵柄は普通なのだが描き方がちょっと変わっており、抽象画のようなコマが随所で見られるのがおもしろい。
ギャンブルとデスゲームを合わせたような内容も良く、みんなで死ねコールをする所はなかなかの見せ場。
が、この本続刊が出ておらずウェブ連載だったので今から続きを読む方法がない。単行本化するのに半端な量で終わったのならまだしも3冊分(15話)も連載させておいて出さないという編集のふざけた姿勢でワンランクダウン。レーベル始めたてでこれとは…。

拍手[0回]

REALPG(1) (ガンガンコミックスONLINE)REALPG(1~3)/堂本 裕貴

C




魔法の原動力がストレスだったり発動条件が決めゼリフだったりと設定はおもしろかったのだが、実際それでできる絵面はきわめて平凡な能力バトル物。内容も無効化能力や無能力者の暴走とよくあるもので、力押しでも頭脳戦でもない半端な戦いは盛り上がりに欠ける。
ただ、デスゲームの緊張感やゲームであることを生かしたハプニングは良かったし、最後で詰め込まれた内容もきちんとやればおもしろかったと思う。

拍手[0回]

今夜も一人で眠れない (ちゃおホラーコミックス)今夜も一人で眠れない/あらい きよこ/おおばやし みゆき/おの えりこ/高宮 智/熊崎 小真子/小室 栄子/かがり 淳子/山田 さくら

D



最後の言葉が主人公の変化を効果的に表している『鏡の中の私』がベスト。
『あなたにそばにいてほしい』『ニワトリが見ている』『記憶の森』『目立ちすぎる幽霊』は主人公達が苦難を乗り越えてハッピーエンドというただの友情物・恋愛物。明らかに話の中心が恐怖部分ではない。
正反対にホラー要素にフォーカスしてくれたのが『メッセージはS.O.S.』。
『少女人形店』は主人公がおしゃれになっていく描写は良かったが、同じ出発点の鏡と比べると一歩たりないか。
『絵本の国へようこそ』ベタな話を普通に描いていて特になにも感じず。

拍手[0回]

サバイバル (1) (リイド文庫)サバイバル(1~10・Another Story)/さいとう たかを <文庫>

B




丁寧に描かれる困難と適当に流されるそれとの落差が激しいためリアルな内容ではないが、実際のサバイバル知識は味付けとして上々。特にネズミに関する描写は本書の魅力をいかんなく発揮している。
しかし、そういったサバイバル要素が薄くなる後半は失速著しい。中学生が無人島に放り出されるという話ならある程度のご都合主義もしかたなく思うのだが、人間ドラマでそれをやられると酷くチープに見えてしまう。

拍手[0回]

GENEZ (1) (角川コミックス・エース 286-1)GENEZ(1~3)/春日井 明/深見 真/mebae

D




絵は汚いし話しもつまらない。
ジーンズなど機械類はわりと描けているのだが、そこで力尽きたのか人物の顔はイマイチ。
ストーリーもお決まりの展開ばかりで使い方も下手。序盤でPMCならではの正義を語っておきながら結局ただ契約に従うことが結果的に正義となっているだけでガッカリした。
心理描写も少なく(というか原作ではきちんと描写されているものがかなり省かれているのでは?)、公女が爆弾の近くまで寄って行きながら猿でもできるような解除に怯える場面は意味がわからなかった。

拍手[0回]

しわよせ人材派遣(株) (ぶんか社コミックス)しわよせ人材派遣(株)/臼井 儀人

C




ヤクザネタ、下ネタ、ブラックジョークと作者のお得意(だと思う)のテイストがたっぷり盛り込まれている。4コマ目でこちらの意表を突いて落として笑わせてくれる。
ただ、単行本1冊未満なのにネタ被りがけっこう多いのが残念。
同時収録の『ともぐい動物園』は狩猟犬スティーブシリーズのハードコアなツッコミが○。
子供向けじゃない頃のクレヨンしんちゃんが好きな人は合うと思う。

拍手[0回]

ANGELIC LAYER(1)<ANGELIC LAYER> (角川コミックス・エース)ANGELIC LAYER(1~5)/CLAMP

D




コロコロコミックで読んだ玩具マンガを思い出してノスタルジーに浸れた。それだけ。
部分的にしか描写されない戦いに臨場感はなく、内容も未知の攻撃をしかけてくる敵を小細工で打ち破るワンパターンなもの。
試合以外の部分も女が男にプロレス技をかけたり上司が部下に無茶な命令をしたりと古典的ではあるがまったく笑えないギャグばかりに終始する。
というかまったくノウハウのない初心者が全国大会で活躍という展開はさすがにないだろう。

拍手[0回]

ゼブラーマン(1) (ビッグコミックス)ゼブラーマン(1~5)/山田 玲司/宮藤 官九郎

B




怪人がただの悪役ではなく、きちんと動機が語られるのでライトな社会派サスペンスといった趣。
アクションによる理屈抜きのかっこよさではなく理屈を述べることによるかっこよさがあり、正義というものについてきちんと考えて描いているのが伝わってくる。
ただ家族のためにから正義のためにへの1ステップがいつの間にか済んでいたのが残念。
あと、さんざん引っ張った哀川さんの大人テストが載らずじまいなのは読者をなめてる。

拍手[0回]

ブログ内検索
プロフィール
HN:
三枝
性別:
非公開
趣味:
読書・映画・ゲーム
自己紹介:
S
稀に見る傑作。

A
おもしろい。

B
まあまあ。

C
標準ランク。人によってはB。

D
微妙。

E
読むのが苦痛なレベル。

F
つまらないを越えた何か。

×
エックスではなくバツ。よほどアレでない限り使わない。
最新CM
[04/03 未入力]
[05/04  ]
カウンター
P R
忍者ブログ [PR]