忍者ブログ
趣味で書いているレビューをネットに転載
[1]  [2]  [3]  [4]  [5]  [6]  [7]  [8]  [9]  [10
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

示談交渉人M (バンブー・コミックス)示談交渉人M/佐藤 秀峰

C

 

 劣化カイジ(『賭博黙示録カイジ』)という印象しか受けなかった。

麻雀雑誌だからそれの必要性については何も言わないにしても、示談交渉という題材がまったく生きていない。というかほとんど関係ない。

 麻雀のルールはあまり知らないが、あくまでも勝負師物としてそれなりに楽しめた。近藤のキャラづけはよくできていると思う。

あと、鼻水と涙ダラダラの絵は少し好みがわかれるか。

拍手[0回]

PR

不死者あぎと 1 (ヤングジャンプコミックス・ウルトラ)不死者あぎと(1~5)/なるしま ゆり

D

 

 

なんだかよくわからないうちに終わってしまった。

パラパラと2度読みするとわりとよくできた話なのだが、1巻で主要3人全員に謎ができるなど理解しづらくも感じた。

また、あとがきを読むとわざとあいまいにしている部分もあるようだが、通常欠点となりうる要素を意図的に使うにはそれなりの注意が必要。本作ではそれのおかげで神話的雰囲気が出てはいるが、やはりマイナスの方が強く感じた。

拍手[0回]

銭ゲバ 上 (幻冬舎文庫 し 20-4)銭ゲバ(上・下)/ジョージ秋山 <文庫>

C

 

 

 よくこれが少年サンデーに連載できたなと思う陰惨さ。少年誌らしい夢や希望はなく、全編に渡って悪党がはこびり続けている。

 ただ、後発が似たような話を描きまくったのかもしれないが、中途の破天荒ぶりに比べて締め方(主人公の至った結論)が普通なのは残念か。金より大事なものがあるというのは今では手垢のついた題材なのかもしれない。

あと、古いマンガなので少し読みづらい表現も。

拍手[1回]

赤い妹 (バンブーコミックス マーブルセレクト)赤い妹/外薗 昌也

C

 

 

 血まみれの女性に“赤い妹”、これは怖そうだと期待したら表題作とカバーイラストは別の作品でガッカリ。

読む前が一番怖いというちょっと残念な本。

とはいえ、どの話も起承転結がしっかりしており、ハズレなしで楽しませてくれる。幽霊の怖さと人の怖さ、怖い話とギャグタッチの話と中身もバリエーションがあって良い。

ところで、あとがきの内容はどのくらい信用して良いものやら…さすがにアシスタントのくだりは嘘くさい。

拍手[0回]

女子高生 1 新装版 (アクションコミックス)女子高生 Girls-High(1~9)/大島 永遠

B

 

 

 “黙っていればかわいいのに”を地でいく少女達のマンガ。

 女子高生の裏側にスポットを当てており、明らかに脚色が入ってはいるものの、結構よく観察できている部分もあると思う。特に58限『目指せモテ軍団』の男心研究は図星すぎて笑ってしまった。

ただ、あまりネタ元が豊富でないのか早々と普通のギャグマンガに移行してしまった(それでもおもしろいが)。

生理ネタなど内容的にやや人を選ぶのは難かな。

しかし、2巻で遊んでるのがゲームキューブ(P7)で最終巻はDS(P151)とは時間の流れを感じる。

拍手[0回]

魔法遣いに大切なこと―Someday’s dreamers (1st) (ドラゴンコミックス) 魔法遣いに大切なこと(1~2)/よしづ きくみち/山田 典枝

C

 

 絵は綺麗だし、話も良いんだけど、ちょっと詰め込みすぎたか。実質8話しかないのにユメの成長に先生の過去に個々のエピソードにで、濃くなるどころかまんべんなく薄味になってしまった。

 ほとんど出てこないが、方言そのままというのも読みづらい。

 魔法が世間に知れ渡っているという設定は良かったが、魔法で何ができて何ができないのかはあいまい(ホウキで空飛んだりできないの?)。

あと、3話目は"先生の願いを叶えたい"という康之の願いをユメが叶えたって事?

拍手[0回]

失踪日記失踪日記/吾妻 ひでお

C

 

 

 ギャグマンガには邪魔な暗い部分を上手に回避している(柳井の嫌みを全部「ねちねち」で済ませていたり)。そのため現実では会いたくないアレな人達が、魅力的なマンガキャラに生まれ変わっている。

 ストーリーはそんな彼らのめちゃくちゃな日常がおもしろい。しかし、作者の説明不足で意味のよくわからない場面が散見される(カバー裏で触れられている「司会がわけのわからない事を語る(182頁)等」。

あと、マンガ1冊1000円越えはさすがに高い。

拍手[0回]

ソムリエ (1) (SCオールマン)ソムリエ(1~9)/甲斐谷 忍/城 アラキ/堀 賢一

B

 

 6巻で作者も言っているが、ワインマンガではなくソムリエマンガ。

酒ビン一本ですべてが解決するのではなく、あくまでもサービスによって話が進んでいくのは〇(察しが良すぎて“ソムリエ探偵佐竹”になっている面はあるが)。

お気に入りは56話で大阪店の客が自身の楽しみ方について話す所。ワインならではの魅力を語りつつ、ストーリー的な見せ場にもなっている良いシーンだと思う。

しかし、ワイン1つ1つにこうも様々なエピソードがあるとは。

拍手[0回]

暴れん坊本屋さん (1) (Un poco essay comics)暴れん坊本屋さん(1~3)/久世 番子

C

 

 

 子供が絵本からスリップを抜いて鬱陶しい等、書店員なら共感してしまうようなネタが、たとえムカつくようなものでもコミカルに描かれている。

ただ、この手のマンガはその就業事情を知るのが楽しみの一つだが、書店というのはさほど特殊な業種でもない。どちらかというと上記したようなあるあるネタに終始してしまっている感があり、説明不足ではと感じる場面もちらほら。

あと、加害者の犯罪意識が低いといわれている万引きまでコミカルにしてしまったのは微妙。

拍手[0回]

童夢 (アクションコミックス)童夢/大友 克洋

C

 

 絵が丁寧。

色使い(黒の濃淡)のせいか最近の漫画のような澄んだ空気感はないが、団地の傷み具合など描き込みが細かい。

 そういった作風が、目に見えない力によるちょっとした変化を描く超能力という題材とマッチしている。

ストーリーは超能力者同士のガチンコバトル。善悪の戦いというより、子供のけんかだが。

しかし、こうして昔の作品を見ると『ジョジョの奇妙な冒険』の超能力可視化がいかに画期的なアイディアだったかわかる。やはりなにをしているのかわかりづらい。

拍手[0回]

G戦場ヘヴンズドア 1 (IKKI COMICS) G戦場ヘヴンズドア(1~3)/日本橋 ヨヲコ

C

 

 

 作者も1巻で言っているがマンガ描きの部分は味付け程度で、人としての生きざまを描く作品。青臭さと熱さが全開の夢追い青春物。

 絵はクセがあるが下手ではないと思う(1話で町蔵が平積みコミックを蹴り飛ばす場面が好き)。そのせいで話に入り込みづらくなってはいるが。

最終話で一気にまとめたため、ゴチャゴチャしてしまったのも難か。余談だが、エロシーンがエロくはないが妙に生々しい。

拍手[0回]

南くんの恋人 (文春文庫)南くんの恋人/内田 春菊 <文庫>

C

 

 

 ちよみとの生活が淡々と描かれていく内容はペットマンガに近い雰囲気。

 SF設定ではあるが特に見せ場もなく、ギャグをとばすでもないちょっと変わったカップルの日常を描いている。

ラストについてはありっちゃありかなという感じ。否定はしないが、積極的に肯定する気にもなれない。

あと、あとがきは完全にチラシの裏に書いとけってレベル。「~自分のことなのでそうぞうですが」(P195)ってなんじゃそりゃ?

拍手[0回]

空の下屋根の中 (1) (まんがタイムKRコミックス)空の下 屋根の中(1~2)/双見 酔

B

 

 

 “萌えマンガなんてキャラがかわいければ何でもいいんだろうけど、ついにニートが題材か”と苦笑気味に読み始めたが、意外とおもしろかった。

 かわいらしい女の子とほわっとした雰囲気でオブラートに包んではいるものの、触れているテーマは働く事のシビアな現実。就職活動の悪戦苦闘から仕事の理想と現実まで、クスッとくるギャグと絡めて描いてくれる。

ただ、もうちょっと続けてバイトと正社員の違いなんかも扱って欲しかったかな。

拍手[0回]

おっとり捜査 (1) (ヤングジャンプ・コミックス)おっとり捜査(1~10)/小手川 ゆあ

C

 

 『死刑囚042』でも書いたが(あらためて読み返すと言いたい放題だな…)、イマイチのめり込めない。不定期連載になって1話にボリュームが出てから多少マシになったものの、やはり最終回まで盛り上がらなかった。

キャラクター達の軽さとえぐい内容もミスマッチで、中和のつもりかもしれないがどっちつかずなってしまった感じ。

ギャグのせいか、主人公達どうせ死なないだろというのが常に頭にあり、サスペンスとしての緊張感がないのも痛い。

 あと、この作者“いう”と“ゆう”をナチュラルにまちがえてないか? まじめな人物までゆうなのは違和感あり。

拍手[0回]

P.A.(プライベートアクトレス) (1) (小学館文庫)P.A.プライベートアクトレス (1~4・特別編)/赤石 路代

C

 

 

 個人依頼の女優というアイディアは〇。話の方もよく思いつくなと感じる豊富さ。

ただ、絵に表情の変化が乏しく(私が少女マンガの絵に不慣れなだけかもしれないが)、主人公である志緒の名演があまり演出できていない。当然、他の人物も同様で演技と人間ドラマが中心のマンガでこれは結構痛い。

また、そのせいかせっかくの話もあまりのめり込めなかった。

お気に入りは『吉宗とテイータイム』『マスオさんになりたい』『ジェームス・ディーンに花束を』。

拍手[0回]

緑の黙示録 (アフタヌーンKC (317))緑の黙示録/岡崎 二郎

C

 

 

 木の心が読めるというファンタジックな設定と、現代を舞台としたサスペンスタッチなストーリーギャップが〇。

動き出したりせず、植物が植物であるままに人を攻撃するのが、物語にリアリティを与えてもいる。

 その弊害として植物に関する解説が一定量入ってしまい人によっては面倒に感じるか(しかもSFなのでどこまでが本当なのかわからない)。

 個人的に気に入っているのは事件が解決したのではなく、ただ終わりを迎えただけの第3話『ケヤキ』。

あと、これ表紙で損してると思う。現代が舞台の話にはとても見えない。

拍手[0回]

 

24のひとみ 1 (少年チャンピオン・コミックス)24のひとみ(1~6)/倉島 圭

B

 

 

好き勝手に話を転がすひとみ先生の奔放さに予想がつかず、相手のリアクションもあって思わず笑ってしまう。第25話のひき逃げのように、さらっと伏線を張りオチで締めてくれるのも〇。

コマの空いたスペースでダジャレをかましたり無駄なくページを使うのも評価。

ただ、3巻辺りから早くもネタが切れたのか、嘘というより悪口とダジャレが多くなってしまった。おまけマンガ『メグミックス』も似たような感じで、こちらはクスリともこなかった。

余談だが、ひとみ先生ってカラーよりも白黒映えする事を計算されていて良いデザインだと思う。

拍手[0回]

蒼のサンクトゥス 1 (ヤングジャンプコミックス)蒼のサンクトゥス(1~5)/やまむら はじめ

C

 

 

 エイネストに関わる様々な思惑に、それ自体の謎となかなか魅力的なSF。そこで描かれる、男心をくすぐる熱い夢追い物語。

楽しさの根本はよくあるものかもしれないが、世界観が違うだけでも新鮮(近未来SFマンガってちょっと珍しい気がする)。

だが、終盤はちょっと小さくまとまってしまった感じ。

色々盛り上がる要素は入っているのだが、あっさり終わってしまった感じがする。

せっかくの伏線(『AREA27』のディスク)を読者にだけ見せない意図も謎。

拍手[0回]

advent 1 (サンデーGXコミックス)advent(1~2)/原尾 有美子

D

 

 

 孤立して唯一の理解者しかいない主人公など全体的にストーリーがありきたり。おまけに説明が不足気味。

絵も、崩れるわけではないが変に見える部分が所々。病院でムカデのような敵に絡みつかれる所は身体との間に隙間があるし(そういう絵なのか?)、『審判』でハシゴに叩きつけられる所も違和感がある。

あと、真人の兄について解決したように見えない。DVって反省はするけど、またカッとなって繰り返すイメージ。

拍手[0回]

オーディナリィー± (サンデーGXコミックス)オーディナリー±/高橋 慶太郎

D

 

 

 クールに見せようとしているけど、子供が格好つけているようにしか見えない(あるいはそれが狙いか)。

わかりづらいアクションシーン、薄めのストーリーと全体的に今一つ。

 血糊を水切りで拭い去る場面や「ハナシ…コジらす気、かな?」の迫力は一般人との違いを出せていたと思うし、狙撃を避けるために奇異な目で見られたり殺した標的の友人と話すのは『ダブルクロス』 のりプレイ(例:『覚悟の扉』)に近い楽しさがあった。

部分的に良い所はあるのだが、1冊トータルで見るとこのランク。

拍手[0回]

ブログ内検索
プロフィール
HN:
三枝
性別:
非公開
趣味:
読書・映画・ゲーム
自己紹介:
S
稀に見る傑作。

A
おもしろい。

B
まあまあ。

C
標準ランク。人によってはB。

D
微妙。

E
読むのが苦痛なレベル。

F
つまらないを越えた何か。

×
エックスではなくバツ。よほどアレでない限り使わない。
最新CM
[04/03 未入力]
[05/04  ]
カウンター
P R
忍者ブログ [PR]