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パラドクス・ブルー 1 (BLADE COMICS)パラドクス・ブルー(1~5)/中西 達郎/nini

D

 

 

選択肢分岐にイザナミエルの口上と読者に問題を解かせようという意気込みはすばらしいのだが、かんじんの問題がおもしろくない。私が暗号物嫌いなのを差し引いても出てくる問すべてが暗号物では解く気も失せる。

マンガとしてもイマイチ。キャラが騒ぐだけの質の悪いバラエディーのようなギャグ。『24のひとみ』のひとみ先生とは真逆のカラーしか考えられていないキャラデザ。伏線回収と設定披露と物語の締めを同時に行ったゴタゴタのラスト。

論理少女』の失敗版というのが正直な感想。

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PLUTO (1) (ビッグコミックス)PLUTO(1~8)/浦沢 直樹

B

 

 

 

原作未読。

浦沢さんの評価の高さも頷けるよくできた作品だと思う。

その場を盛り上げつつ先への期待感を煽りどんどん没入させてくれるストーリー。絵も見やすさを保ちつつ細かい所まで描かれており、作品世界を遺憾なく表現している。アトムらしさを残しつつ別のキャラクターへと変化させるセンスはさすがの一言。

ただ、ミステリーというよりサスペンスで謎への回答に対する満足度は低め。解決されない伏線もある。

そのため中途のうまさもあってらすとはやや物足りない感じもある。

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論理少女(1) (シリウスコミックス)論理少女(1~5)/つじ要

B

 

 

ほどよい難易度の問題は考えていて単純に楽しく、騙し合いでいつき達の激戦を見せられた後の出題に“よし私も”という気分にさせられる。…前半までは。

後半はネタ切れのせいか見た瞬間に放棄したくなるような計算問題や知識が必要な「「パズル」じゃなくて「クイズ」」(皮肉なことに3巻P152で同じ指摘がされている)が多くなる。

読みやすいライトギャグ+頭の体操という組み合わせでなかなかおもしろく、目隠しルービックキューブに1379集めとユニークなゲームも良かっただけに惜しい。

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逆転裁判 (1) (ヤンマガKCスペシャル)逆転裁判(1~5) 逆転検事(1~4)/前川 かずお/黒田 研二

A

 

 

 同じような内容(+逆転裁判が休載扱いでレビューする時期を逃した)なのでまとめてレビュー。

 伏線を絵で出す姿勢はすばらしい。マンガならではの内容・トリックにここまでこだわった作品は他にないと思う。

 ただ、良くも悪くも逆転シリーズで、少し無理を感じる場面もある。また、見せ場である「異議あり!」は大ゴマにしてはあるものの迫力に欠け、ストーリーらしいストーリーもないため飽きやすい。

 ミステリーとしては逸品だが、マンガとしては少し弱いか。

 あと、裁判3巻の占いの話『逆転の預言書』は1冊丸々使ったわりにわかりやすすぎた。

逆転検事(1) (ヤングマガジンコミックス)


 

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アパシー学校であった怖い話1995 殺人クラブ リベンジ(1) (電撃コミックス)アパシー学校であった怖い話1995 殺人クラブリベンジ(1~2)/両角 潤香/飯島 多紀哉

E

 

 アパシー未プレイでも楽しめるかと思ったら、アパシーファンですら楽しめないであろう内容だった。

 やたらと増える登場人物、人が死ぬだけの安っぽいサスペンス、広げられたままの風呂敷、学校であった怖い話らしさを出せていたのは最初のピアニスト姉妹の話だけだった。

 「第1部完」となっており第2部をやる見込みがありそうならもう少しマシな評価にしたが、再開の可能性は低そうなのでこのランク。

 同人ゲームのマンガ化とはいえ、ここまで酷い内容だとは思わなかった。

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電影少女 1 (ジャンプコミックス)電影少女(1~15)/桂 正和

C

 

 

長すぎ。

 恋編は全体的にすっきりまとまっており適せんギャグも挟まれるため読みやすいのだが、あい編は伸子にもえみと同じことを2度繰り返しているようにしか見えなかった。おまけに長い丈の使い道は"女の子は苦しんでいるけど洋太が悪いわけじゃないよ"という言い訳で読んでいてイライラさせられる。

 また、登場人物の使い捨て感も強く、特にまいは電撃バトルがやりたいだけで出された印象。

 あと、これ心理描写が丁寧なだけでリアルなわけではない気がする。


 

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犬を飼う (Big comics special)犬を飼う/谷口 ジロー

C

 

 

 犬を飼ううえで一番苦しいであろう部分を作品化したことをまず評価したい。

 単にペットと飼い主の絆を描くのではなく、主人公が介護疲れしていくなど実体験を元にしたリアリティのある内容となっているのも〇。

 あとがきで「地味な作品」と言っているが、なんでもない日常をおもしろく描くというのは難しく、作者はそれができる実力を持っていると思う。

 ただ、全体的に淡々と進みハイライトなどもないためやはり娯楽としてみると少々弱いか。

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DEATH (3) (角川コミックス・エース―MEIMUホラーシリーズ)DEATH(1~4)/MEIMU

C

 

 

 ホラーとして描かれたようだが、さほど怖さは感じない。主人公のデザインもあって、一昔前のバトル物という印象が強かった。

 2つの作品をまとめた本のようだが、どちらも打ち切りだったのか終盤駆け足気味で終わる。敵の正体が神で神話をモチーフにしたのかところどころわかりづらい部分があり、戦闘もイマイチ盛り上がりに欠けるのが要因か。

余談だが、!をやたとるかうナレーションのせいか『ジョジョの奇妙な冒険』に近い雰囲気を感じる。

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チェンジング・ナウ 1 (少年マガジンコミックス)チェンジング・ナウ(1~3)/UMA

C

 

 

 さえないサラリーマンが変身するさえないヒーローと凶悪さの欠片も感じられない怪人の戦闘とすら呼びがたい茶番が笑える。

 しかし、ネタ切れなのか2巻終盤辺りからシリアス方面にいきはじめてしまった。ギャグマンガとして作られた設定でそんなことをしてもおもしろいわけがなく、話自体もヒーロー物によくある展開をつぎはぎにした酷いものでとても楽しめるできではない。

 ギャグ部分Bランク、シリアス部分Dランクで総合してこの評価とした。そりゃ打ち切りにもなるわ。

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夢を叶える72の間違ったやり方/松村 龍一

C

 

 

 ラストが「第1部完」となっている(いまだに第2部は始まっていないようだが)。そのため話に一区切りついてはいるが、まだまだ続けられそうな終わり方。

 打ち切りなのか予定通りに終わったのか判断に困るほど未消化の部分が多いわりに無駄な部分が目につく。登場人物はもっと少なくてよかっただろう。部活メンバーのギャグや召還までのゴタゴタを削ってでもやるべきことがあるはず。

 主人公の日常から事件解決までを1冊で描いているため、1つ1つの描写が薄味。

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機動警察パトレイバー (1) (小学館文庫)機動警察パトレイバー(1~11)/ゆうき まさみ <文庫>

C

 

 

 アクションよりストーリーが重視されており、労働問題や実験倫理といった(作品内世界の未来から見ても描かれた当時という過去から見ても)現在にも通ずるテーマが扱われている。

 特車2課面々のキャラも良く、彼らが事件に右往左往する様子は単純に楽しい(それだけにラストの熊耳の扱いが残念)。

だが、それゆえせっかくのレイバーが生かせていない面があるのは否めず、物語上の見せ場であるグリフォン戦も盛り上がりに欠ける。

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傭兵ピエール 1 (ヤングジャンプコミックス)傭兵ピエール(1~4)/野口 賢/佐藤 賢一

D

 

 

 小説の文をそのまま持ってきたかのような語りが邪魔すぎ。『賭博黙示録カイジ』のような盛り上げる語りではなく絵で表現するような部分まで説明で済ませているため、すごぶるテンポが悪い。

 ストーリーもイマイチでラストは悪い意味で意外。なぜ最後にこのエピソードなのか。脇役の掘り下げが圧倒的に足りないため唐突という感想にしかならなかった。

 あと、自分を襲った男を好きになるというジャンヌの心理は最後までわからなかった。そういうのに人一倍敏感そうなのだが。

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ざんねんなこ、のんちゃん。 (ヤングチャンピオンコミックス)ざんねんなこ、のんちゃん/吉沢 緑時

C

 

 

 臆病な少女が日常のちょっとした嫌な発見に翻弄される話。

 笑い所はいやーなあるあるネタとのんちゃんの大げさなリアクションなのだが、この2つ目がくせもの。ネタ自体はクスッとくる程度のものなのに、ホラー表現すら使っての反応に笑いが引っ込んでしまう。いやそこまでのことか?、というのがツッコミではなく冷めた反応として出てしまうのは、描き方がこちらの笑いを引き出すための誇張表現に感じられるからだろう。実際はギャグなのだが。

 あと、地味にグロテスクなネタが多いのも人を選ぶか。

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ラブロマ(1) (アフタヌーンKC)ラブロマ(1~5)/とよ田 みのる

B

 

 手探りの恋愛というテーマで最後まで中だるみせず描ききってくれた。

 描かれているのは奇麗事ではなく、綺麗であろうとする若者の姿。マジメな子にだって欲はあって常にそれと戦っているのだ、ということを描写したのは評価したい。

 TRACK♯21で星野君がヤキモチをやいてしまった事を語る場面はそういった意味でお気に入り。

 ギャグで気に入っているのはバレンタイン(TRACK♯23)の根岸さんのチョコを食べる場面。

難点は見開きで一言だのはやしたてるモブだのでワンパターンな感じがすること。

 あと、3巻巻末で告知されているアフロ探し、ネットで正解が見つからないので挑戦し以下に結果を記した。正直アフロがかなり見分けづらいものもあったので間違っているかもしれないば興味があればどうぞ。

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背伸びして情熱 (まんがタイムKRコミックス エールシリーズ) 背伸びして情熱/仙石 寛子

C

 

 

 4コママンガは起承転結形式であるべきとは言わないが、普通のマンガが1話は1話である程度の区切りを見せているように、次につなげられる形にしてもその4コマ単体として区切りはつけて欲しい。本作は4コマ目に「でも」と入れて次でセリフが続くなど普通のマンガを4コマに詰めただけの感が強い。コマ割りだって表現の一部なのだからこれでは寂しい。

 短編マンガとしてはどのエピソードも楽しめ、長めの話もそれに見合った内容となっている。

 あと、『雨と猫』のオバチャン見て何か思い出すと思ったら『砂漠』の西嶋抗生物質話(P110)だった。

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X-GENE 1 (ヤングサンデーコミックス) X-GENE(1~3)/柿崎 正澄/文月 剣太郎

C

 

 

 序盤は丁寧すぎるくらいの描き方だったが、後の方はダイジェスト版を読んでいるようだった。

 謎の犬の正体はニャアか?なんて予想していたがそういった捻りも一切なくバトルマンガのよくあるパターンをササッとなぞって終わってしまった。

 最初にゆっくりしすぎたがゆえの打ち切りだろうか。

 兼田刑事の異常な扱いの小ささなど後から使おうとしたのだと思われる伏線が散見される。

 『ダブルアーツ』もそうだったのだが、先を意識しすぎて、その時やっている話に割けるページを減らしすぎるのは本末転倒。

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魔法少女まどか☆マギカ (1) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)魔法少女まどか☆マギカ(1~3)/ハノカゲ/MagicaQuartet

C

 

 アニメ版鑑賞済み。

 同じ話でもここまで変わるかというのが真っ先に浮かんだ感想。

 ページ数の少なさゆえに駆け足で描写不足なため感情移入が難しく、原作の関係か新書サイズのマンガの半分程度の厚さしかないのに690円とコストパフォーマンスも悪い。

 過激な場面をやっておけばいいだろうという姿勢が感じられるのも残念だった。

 BGM等アニメならではの部分も魅力的だったあちらに対し、こちらもがんばってはいるのだが3ヶ月連続刊行という無茶な企画に潰された感じ。棚ボタ的にページを増やせた3巻から実力は感じさせるのだが。

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受注限定生産 DVD付き漫画文庫 「今日の5の2」宝箱今日の5の2/桜場 コハル <文庫>

D

 

 

ロリコンマンガというコメントしか浮かばない。

男が不可抗力でセクハラをしてしまい突っ込みを受けるというクスリともこないギャグが何度も使われるようなストーリー。人物の見分けがつけづらいうえに背景まっさらな絵。

今バリアー張ってるから無敵、なんて鬼ごっこ中に言いだすような小学生らしさをアニメ版はとても上手に表現していたが、こちらにはそういった要素もない。

 結果、目に付くのは小5少女のサービスシーンという残念な作品。

あと、チカの存在感がなさすぎる。

 余談。いくらアマゾンを調べても文庫版が見つからないと思ったらこの限定版でしか売ってなかったよう。中古書店で本だけ買ったからまったく気づかなかった…よく見ればカバーにバーコードもついていない

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うえきの法則 (1) (少年サンデーコミックス)うえきの法則(1~16)/福地 翼

C

 

 

 ゴミを木に変える能力なのにゴミが無限に出るため実質ただの樹木召還能力になっている。他にも設定を生かせていない部分が多い。

ネタ切れだからと新しい要素を入れるも結局うまく使えなくて…を繰り返している印象。

正義を連呼しているものの、敵というより対戦相手の感が強いためあまりはえず、悪役の目標は揃いも揃って人類滅亡という芸のなさ。

とは言え、全体を見れば粗が目立つものの場面場面では楽しめるレベルの作品ではある。暇つぶしには良い。

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コインロッカーのネジ。 (1) (ウィングス文庫)コインロッカーのネジ。(1~3)/こなみ 詔子 <文庫>

C

 

 

 不思議な子供に出会って大人が悩みを解決していくという児童書によくありそうな話。

 言いたいことをほんの少しだけ抽象的にして人物にそのまま言わせてしまうのは、短編だから仕方ないとは思うもののやはり臭さを感じる。

こういう、作者の主張を伝えることに重きを置いた作品は単純に娯楽としてのおもしろさを評価する(それを期待する)私のスタイルには合いづらい。だが、それでもあえて言うならこの本を読んで特に心に響くような部分はなかった。

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