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働きマン(1) (モーニング KC) 働きマン(1~4)/安野 モヨコ

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この手の作品だと仕事熱心なことを礼賛する内容になりがちだが、本作は群像劇という形式をとることで仕事には人それぞれスタンスがあり、それらが共存しているのが社会であると表現している。
が、その結果、毎回のように彼らの軋轢を描くことになってしまい不愉快にさせられる場面が少なくない。
ぶつかり合って答えを出すのではなく、ネチネチと嫌味を言うだけの間柄は確かにリアルではあるのだが…。
あと田中も結局仕事好きにしてしまったのは残念だった。

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おしのびっつ!(1) (まんがタイムコミックス) おしのびっつ!/神堂 あらし

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いつまで経っても2巻が出ないと思ったら打ち切られていた(単行本に載っていない分は同人誌として出したらしいが未読)。
主人公一家が忍者であることによる世間ズレが笑いどころなのだが、変人+世間ズレだった『もののふことはじめ』に比べるとパワーダウンは否めない。
また1巻の時点ですでにマンネリ気味で特に兄のシスコンネタは中盤過ぎ辺りで飽きがくる。
あとやはり主人公はツッコミよりボケの方が良かったのでは。

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ネムルバカ (リュウコミックス) ネムルバカ/石黒 正数

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したり顔で持論を語ったり青春ドラマのようなことをするもののまったく様にならなかったりと妙にリアルな学生物。ギャグとも呼びづらい日常のささいな笑いやちょっとした悩みがおもしろく『賭博黙示録カイジ』ほどの重みはないが説教もいい所を突いている。
、『響子と父さんを先に読んだせいかどうしても先輩が口達者な反抗期の子供という印象になってしまうのは私だけだろうか。
あと、第2話のオチって入巣の言うような底辺と上の差なんてないようなものですよって意味でいいのか。

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殺し屋さん(1) (アクションコミックス)殺し屋さん(1~4)/タマちく

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連載休止だが再開の見込みなしと見てレビュー。
殺し屋の職業ネタ、ダジャレ、下ネタ、動物ネタと内容が多様すぎて人を選ぶ結果になってしまった。全部好きな人はそうとう楽しむ読めるだろうが私は最初の“凶器がタケノコ”“殺し屋サマーセール”(2巻P20)のようなストレートなネタしか受け付けなかった。
ネタごとにキャラを使い分けるためオチがわかりやすいのも難。
あと文字ネタはいくらなんでもくどくどしすぎる。

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かみちゅ! 1 (電撃コミックス)かみちゅ(1~2)/鳴子 ハナハル/ベサメムーチョ

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主人公が神様となった際の周囲の反応からもわかるように細かいことは気にせず楽しむ作品。
背景の綺麗さやかわいらしいキャラクター達は心温まる…もののストーリーの雑さははやり目に付き上記した突っ込み所は置いておいても全体的に適当な展開に読者は置いてきぼりをくらわされる。
話として押さえる所は押さえており場面場面では魅せるのだが、人物に感情移入させるための下地が足りないのかあまり盛り上がらない。

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とよ田みのる短編集CATCH & THROW (ゲッサン少年サンデーコミックススペシャル)とよ田みのる短編集 CATCH & THROW/とよ田 みのる

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ボツネタの蔵出しが多いせいか、ちょっと微妙。
とよ田さんには巧みなストーリーと工夫のきいた表現を期待していたのだが、そのどちらも満足にはいたらなかった。
ラブロマ』の原型であろう『片桐くん』や『友達100人できるかな』既読者ならニヤリとすること確実な『ヒカルちゃん』とファンにうれしいネタはあるのだがやはりファンアイテム止まりか。
作者のテーマとしては総決算の表題作もエンタメとしては並。

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Waltz 1 (少年サンデーコミックス)Waltz(1~6)/大須賀 めぐみ/伊坂 幸太郎

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過去のエピソードで生死を見所にするのはタブーだろう。
演出にますます磨きがかかり、『魔王』ほどではないが知恵を使って戦うのはおもしろい。
しかし、主人公が死なないのが確定しているので興ざめさせられてしまうのが致命的。
また、指を切り落としたりとグロテスクな場面が少なくなく、人物同士の利害関係が入り組んでいるのは人を選びそう。
点には関係ないが蝉と岩西の雰囲気が妙にホモっぽくこのままキスしても違和感がないのではと思う場面も。

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スティール・ボール・ラン (1) ジャンプコミックスSTEEL BALL RUN(1~24)/荒木 飛呂彦

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やはりネタ切れなのか能力が妙に複雑だったり用途が限定的すぎて作中の方法以外に使い道がなさそうだったりと微妙なものが多い。私はスタンドを工夫して使うところにジョジョシリーズの魅力を感じていたが、7部では序盤の鉄球でわずかにその楽しみ方ができたのみ。
また山場である大統領戦がわかりづらいうえ、D4Cが攻撃向けスタンドとは言いがたいため盛り上がりに欠ける。

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天然女子高物語 (1) (まんがタイムKRコミックス)天然女子高物語(1~3)/門井 亜矢

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絵はかわいいもののギャグははずしてばかり。
1巻のようなオムニバスならよかったのによりにもよって一番微妙な3人の話をメインに据えてしまった。
あと、少しネットスラングを使うぐらいならいいのだが、タラちゃんがデスノート(3巻P29)のような特定のサイトを見ていないと理解できないネタまで使ってしまうのはどうかと思う。
もう1つ、「賑やかなことに文句言えるなんて幸せ」(1巻P59)って言わんとすることはわかるが、風邪で寝込んでいる相手にそれはやはりズレているだろう。

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School Rumble(1) (講談社コミックス)School Rumble(1~22)/小林 尽

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やたらと人物を増やしてお茶を濁すことに終始し天満と烏丸の出番が激減した後のフィナーレにはなんの感慨もない。
物語の焦点であった人間関係を宙ぶらりんのままに終わらせたのもマイナス要素。
ところどころ光る話もあるのにそれらの余韻は読了時ほとんど残っていない。
そして残念なのはこういった体制に入る前の初期ですらあまりおもしろくないこと。

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Battle CinderElla (カドカワコミックスAエース)バトルシンデレラ/さなづら ひろゆき

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わかりづらい。
バケモノが現れてそれと戦える能力者がいてというよくある話がずいぶんと理解しづらくなっている。設定を詳しく説明する間もなく終わっただけでなく、ネーミング等全体的なセンスの悪さもあるだろう。
物語も不完全燃焼で、主人公など存在意義を疑問視したいほどなにもしていない。
打ち切りなのだろうが、続いていたところでおもしろくなったかは微妙。

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魔法使いのたまごたち(1) (シリウスKC)魔法使いのたまごたち(1~3)/石川 マサキ/雑破 業

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少女達はなかなかに良いキャラをしており、青春物としてありがちながらもそれなりに楽しませてくれる。
が、ファンタジーとしてはからっきしで授業内容は裁縫に野草採りと魔法女学園らしい部分がほとんどないまま終わってしまった。
物語としても非常にわかりやすい打ち切りエンドで、大急ぎで風呂敷をたたんでそれなりの結末を迎える。
明かされる真相はけっこうおもしろかったし、ユーナが加わった後の話も見てみたかったのだが…月刊誌でこのペースは少しのんびりしすぎた。

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よいこの黙示録(1) (イブニングKC)よいこの黙示録(1~2)/青山 景

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小学校のクラスに宗教という目新しい題材と『魔王』の犬養を思い起こさせる伊勢崎のカリスマでクラスの面々だけでなく読者をも心酔させてくれる。
だが、2巻から彼らの活躍が大幅に減り、物語が失速。
また、理由はどうあれ未完であるであるというのは物語として致命的な欠点である。資料のおかげである程度補完できるのが救いだが。

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ジパング(1)ジパング(1~43)/かわぐち かいじ

C




膨大な資料をしっかりといかしており、艦隊による本格的な砲撃戦はこの作品ならでは。
人物同士のかけひきもサスペンスフルで互いに裏をかきあおう戦略的に動いている。
タイムスリップ物で変な方向に走らず直球でここまでよく練ってくれた。
が、あまりにも色々と描きすぎて主要な2人の物語が結果的に薄味となってしまっており、また連載長期化による中だるみも回避できていない。
力作ではあるが、それがおもしろさにつなげられていない。

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三丁目の夕日映画化特別編 (ビッグコミックススペシャル)三丁目の夕日 映画化特別編/西岸 良平

C





話自体は非常にベタな内容なのだが、デフォルメされた独特の絵もあって妙に感情移入させられる。
また、テレビの話(『テレビがわが家にやってきた』)で顕著なように昭和のノスタルジーを感じさせる意図もあるようだが、残念ながらあの時代を体験していない私にはそれが成功しているのかはわからない。
見た目の取っつきづらささえクリアすれば、やや地味なものの心温まるストーリーが万人受けする作品。

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このねこばなし (アフタヌーンKC)このねこばなし/篠崎 司/平井 清

A




よくある日常物かと思ったら突然のファンタジックな展開に驚愕。道路に大量の足跡をつけていく謎の生物や建物の壁を盗む地底人といった子供らしい自由な発想がすばらしい。
日常から非日常へのちょっとした小旅行を魅力的に見せてくれるかわいらしい絵柄も○。
これだけなら中の上だったのだが、最後でもう一押し、やや強引ながらも盛り上げてくれた。
最終話の時系列がわかりにくいのと値段の高さは少々ネックか。ずっと巻き戻っていっていきなり現代+急展開じゃね。

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ギャラリーフェイク (1) (ビッグコミックス)ギャラリーフェイク(1~32)/細野 不二彦

C



話の出来不出来が大きい。芸術をテーマにした話はウンチクと作者の主張がおもしろいのだが、人物模様を中心にした話は全体的にイマイチ。特に藤田が裏社会に関わっているゆえのサスペンス物はかなり安っぽく感じた。
リザもとりあえず出したけど使い道がないので退場させましたというのがみえみえで、1話完結の長期連載とはいえもう少し全体を通したストーリーにも力を入れて欲しかった。

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ダンジョンズ&ドラゴンズ (KCデラックス)ダンジョンズ&ドラゴンズ/坂田 靖子 <文庫>

B



RPGのような良い意味でデタラメなファンタジーを構築しており、ペンギンの給仕やどうみてガイガーカウンターな魔法アイテムといった魅力的な世界観が心休まるデフォルメされた絵柄で展開されている。そんな世界をアリスと観光するのが楽しく、ストーリーも肩の力を抜いて見られつつオチがしっかりしていていい。
ただ、1話完結型にしてもラストがあっけなく続きがあると聞いても疑わないほど。変に恋愛に走られるよりはよかったが。
あと、そこそこのゲーマーなつもりだったが、あとがきで触れられているようなゲームネタはさっぱりわからなかった。

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ヒッカツ! 1 (電撃コミックス)ヒツカツ!(1~3)/矢上 裕

B




非常に惜しい。
大故障時代という舞台設定に回復打撃という題材はとてもおもしろく、毎回変わる同人区でマンネリを防ぎつつギャグとオチで楽しませてくれた。
が、終盤で一気に適当な内容になり物語としても作品テーマとしても納得いかない形になってしまった。生きるために絶対的にテクノロジーの必要な人だっているだろうに。
あと3巻P93の「地球を支配~」というセリフと敵のたくらみの内容が一致していない気がするのだが。

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本当は怖い日本の童謡 (ちゃおコミックス)本当は怖い日本の童謡/今井 康絵

C




歌に隠された秘密を探る話や物語全体のモチーフになっていたりと様々な方法で童謡を扱った怪談を読ませてくれる。
『暗闇からの使者』は相手が出てくるところから始めれば逃亡やらなんやらにもっとページ数を割けたのでは。少々物足りなかった。
また作者は童謡に対してかなり好き勝手な解釈をしている(と思われる)ので童謡に強い思い入れがある人は注意が必要だが、子供向けのホラーマンガとしてハードルはクリアしている。

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